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作者履歴

彫刻家の横顔
内平俊浩

1960 石川県柳田村(現在の能登町)笹川に生まれる
1982 名古屋芸術大学美術学部彫刻科卒業
1986 KOBATAKE工房卒業
1987 個展(画廊春秋:銀座)
    ギャラリーなつか,ギャラリーK(銀座)で毎年発表
1988 ハンズ大賞展審査員特別賞
1990 20人の彫刻展(新宿)
1992 ギャラリーなつか(銀座)
1993 内平美術館設立(能登町)
1993 ギャラリーK(銀座)
1994 ギャラリーなつか(銀座)
1997 ギャラリーK(銀座)
1997 手からの思考展(埼玉県立近代美術館)
1998 石川県作家選抜美術展(石川県立美術館)
1999 内平俊浩展(富山県黒部市国際文化センター・コラーレ)
2001 ギャラリーなつか(銀座)
2003 ギャラリーなつか(銀座)
2006 ギャラリーなつか(銀座)
2008 ギャラリーなつか(銀座)
2009 内平俊浩木彫展(横浜人形の家)
WOMAN21:都市のまなざし・等身大の女子像を通して              

【主なグループ展】
1985 「具象彫刻4人展」ギャラリィあい(名古屋)
1987 「'87 NEXT 彫刻展」ぎゃらりぃセンターポイント(銀座)
   「EXE展」代々木アートギャラリィ(代々木)(〜'89)
1990 「20人の彫刻展」新宿MY CITY(新宿)
1997 「手からの思考展」埼玉県立近代美術館(浦和)
   「グループ昏知己」新宿三越美術館(新宿)
1998 「作家選抜美術展」石川県立美術館(金沢)
2003 「招福展」ギャラリー澄光(世田谷)
   「彫塑部会員とその仲間展2003」(宮城)
2004 「名古屋芸術大学ゴールデンプライス展」ノリタケの森ギャラリー(名古屋)
   「木彫ワークショップ」入間市文化創造アトリエ・アミーゴ(埼玉)
2005 「彫刻8人展」七尾美術館(石川)
2006 「石川の木彫」石川県立美術館(金沢)

【その他】
1979 「中日展」名古屋市博物館(名古屋)
  「東彫展」愛知県立美術館(名古屋)(〜'81)
1980 「現代美術展」石川県立美術館(金沢)(〜'83)
1988 「ハンズ大賞」審査員特別賞 スパイラルホール(南青山)
 
 内平は,大学を名古屋で学び,卒業後上京し私の主宰する工房で4年間基礎を重ね,以後作家活動と工房を基盤に制作発表を続けている。毎年個展形式の発表を続け常に注目を集めているユニークな彫刻家である。内平の彫刻は,伝統的な木彫,それに対して近代的な木彫,それより更に新しいヌーベルバーグの木彫である。何もかもわかっているつもりだが発表のたび旺盛な発表意欲に賛美を送っている。
 その彼がこの度,生まれ故郷の柳田村で自分の作品を中心にした美術館を造った。能登半島は普通金沢文化圏とされるが,もっと深いところに精神文化の種子を持っている。彼は突然の人種ではなくて伝統を重んじる土地柄から作品の発表の仕方から作風まで,一切が能登の人の発想である。自分の美術館を持つという一見大それた行動も,能登をこよなく愛している彼だからこそである。この美術館を大いに発展させ,能登からの風が全国に向かって吹いていく様心から望んでいる。
                                 小畠 廣志


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